膣の老化してしまう原因
フェムゾーンも、加齢とともに老化します。
最近は「フェムケア」や「膣トレ」などというキーワードも見かける様になりましたが、まだまだ人には話しづらいという方も多いと思います。
しかしフェムゾーンはお顔やカラダ同様に、老化もしやすい部位のため、隠さず放置せずに向き合ってほしいのです。
そこで今回は、膣老化についてのお話しです。
女性の新エチケット習慣 inclearインクリア膣が老化するって?
個人差はありますが、膣はプレ更年期ごろから、徐々に変化が現れてきます。
膣の老化が進行すると、尿トラブルや膣委縮などが起こります。
※膣委縮とは、かゆみ 乾燥 不快感 おりもの異常 灼熱感 性交痛など
膣の緩みの原因
顔にたるみが起こる様に、膣のゆるみも様々な要因で起こります。
- 出産
- 老化
- 肥満
- 姿勢 など
出産の影響について
赤ちゃんは産道を通ります。その際、骨盤底筋が緩み、膣にも負担がかかります。
産後に安静を保つことは、ダメージの回復のために重要です。無理をすれば、ダメージを受けた部位の回復が難しくなることもあります。
女性ホルモンエストロゲンの影響
加齢と共に老化が進むと、女性ホルモンのエストロゲンが減少し、膣トラブルが起こりやすくなります。
エストロゲンは膣の粘膜を丈夫にしてくれますが、プレ更年期ごろからエストロゲンは減少し、膣の分泌液が減少。その影響で、乾燥・かゆみ・萎縮が起こったりと、老化が進みやすくなってしまいます。
骨盤底筋の衰え
個人差があるものの、30代後半からは骨盤底筋が衰えやすい傾向にあります。
骨盤底筋の衰えが進行すると、尿漏れや尿意切迫感などの尿トラブルが起きやすくなります。
膣老化チェックリスト
- 膣が乾燥している
- 膣のたるみが見てわかる
- くしゃみなどで尿が漏れてしまうことがある
- 湯船に入ると、膣にお湯が入ってしまうことがある
- 性交痛がある
- 排尿時に途中で尿を止めることができない。
- 尿意を我慢できなくなってきている
- 膣炎をおこしやすい
膣のゆるみは、膣圧計で計測することができます。
膣老化と乾燥
膣老化に伴い、肌の乾燥が進むとかゆみが生じ、ひどくなると肌がただれることもあります。
また、膣が老化すると肌は弾力を失い、薄くなる傾向があります。そのため、老化が進む前にセルフケアやトレーニングをすることが重要です。
膣のセルフケア
医学的には、「適切に洗浄する」と「保湿を行う」ことが重要であるとされています。
フェムゾーン専用の弱酸性ソープで洗う。
ただし膣の中までは洗うのはNG。膣を保護してくれている良い菌まで洗い流してしまうからです。
お顔は洗顔後、化粧水とクリームなどで保湿しますよね。膣も同じです。フェムゾーン専用の保湿剤でしっかり保湿してあげてください。とても大切なポイントです。乾燥の時期は、こまめに保湿してあげましょう。
もうひとつ大切なポイントは、自分のフェムゾーンのセルフチェックです。
お顔は乾燥してる、シワっぽい…と、日々鏡で確認していますよね。
フェムゾーンの状態も同じです。鏡でチェックしてみてください。やがて、自分のフェムゾーンのコンディションを理解できるようになるでしょう。
骨盤底筋を鍛える
膣のゆるみを予防するには、トレーニングも取り入れて鍛えるのも一つの方法です。
膣のゆるみには、骨盤底筋トレーニングがおすすめです。
- 床に仰向けになります。
- 膝を曲げ、足の裏を床に着けましょう。
膝の間は肩幅ぐらいに開きます。 - 呼吸を整え、吐いているときに膣と肛門をキュッとしめながら、腰とおしりを浮かせます。
- 5~10秒キープ
- 息を吐きながらゆっくりと戻しましょう。
このトレーニングを1日に数回行うと良いでしょう。症状がなくても、早いうちからの毎日習慣が、予防に繋がります。
膣のレーザー治療
近年、膣のレーザー治療も婦人科や泌尿器科で受けることができます。
膣老化による尿漏れなどの排尿障害や、乾燥 かゆみ おりもの 性交痛など、膣萎縮による症状に対応するレーザー治療です。膣内部にレーザーを照射する治療で、口コミでも痛みはほとんどないと言われています。
膣老化を予防しよう
いかがでしたか?膣が老化するというのも聞けば納得ですが、普段見えない部位なので、見落としがちですよね。見えなくても毎日使う大切な体の一部です。しっかり向き合ってセルフケアしてあげましょう。
また、筋肉も使わないと衰えてしまいます。 膣トレーニングも、毎日取り入れると良いでしょう。
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