フェムゾーンのケアでGSMは良くなる?

フェムテック

みなさんはGSMってご存知ですか?
多分、大半の方が聞きなれないと思います。
私もフェムテックを知るまでは、耳にした事はありませんでした。
GSMを知りセミナー等で学んでみて、近い未来の自分のためになりましたし、みなさんにも知ってほしいと強く思いました。

GSMを知って少しでも多くの方に、不快な思いをせず未来を過ごしてほしいと願いを込めて…
今回はGMSのお話です。

GSMって何?

女性ホルモンの低下によって起こるGSM。

GSM = 閉経関連尿路生殖器症候群(閉経関連泌尿性器症候群

閉経を迎えた女性の50%近くは、フェムゾーンの不快感を経験している様です。一度不快症状が起こると、進行し慢性化しやすいのが特徴。

このフェムゾーンの不快感をGSMといいます。

GSMはまだ新しい名称

2014年に国際女性機能学会と北米閉経学会が、GSM (閉経関連尿路生殖器症候群)という概念を提言しました。まだ新しい名称なんですね。

2014年以前は、萎縮性腟炎(老人性膣炎)として、萎縮し炎症を起こした膣を一時的に治療していただけだったそうです。

しかし、膣以外の性器や尿路は診断・治療する必要があるという考えに発展します。
こうして、現在のGSM症状と診断されるようになりました。

GSMはどんな症状?

  • 膣と外陰部の乾燥
  • 膣と外陰部の痛み 
  • 膣と外陰部のかゆみ 
  • 臭い
  • 膣のゆるみ
  • 頻尿
  • 尿漏れ
  • 膀胱炎を繰り返す 
  • 性交痛 
  • 性交時の出血 
  • 性欲の減退

    様々な症状がありますが、いくつ当てはまりましたか?。
    じつは、GSMは複数の症状が出てくるのが特徴でもあります。

放置はNG

フェムゾーンの悩みを抱えながらも、相談できないのはとても辛いことですよね。
特に昔は、女性特有の悩みを話すことが「恥ずかしい」というイメージが、勝手に出来上がってしまっていたので、病院にも行けず、辛い思いをしていた人も多くいたようです。

でも、隠して放置する時代は終わりです。

歯にトラブルがあれば歯医者さんに、お肌にトラブルがあれば皮膚科に行きますよね。
それと同様に、フェムゾーン(デリケートゾーン)に不快感があれば、婦人科や泌尿器科に相談していいのです。我慢しないでください。我慢はやがて症状を悪化させてしまいます。

クリニック探しにお困りなら、クリニックを探す際に、GSMや閉経関連泌尿性器症候群と検索してみるといいかもしれません。
婦人科や泌尿器科で膣のレーザー等を導入しているクリニックは、GSMに前向きだとおもうので、悩みに向き合ってくれそうです。これは個人的なアドバイスになるので参考までに…。

GSMが進行すると…

GSMは、慢性して進行化することで、更年期女性のQOL※に悪影響を及ぼしてしまいます。
なので我慢をしてはいけません。GSMは我慢をする事で、更に症状は悪化してしまいます。

ドクターのお話では、酷くなってからクリニックを受診する方の中には「もっと早く受診していたら…」という事も少なくないそうです。

※QOL=クオリティ オブ ライフ(Quality of life)人生の質や生活の質のことです。

予防とセルフケア

基本のセルフケアとは?

  • 自分のフェムゾーンがどのような状態か、鏡を使って確認しましょう。
  • 自分のフェムゾーンに触れてみましょう。
  • 専用ソープでやさしく洗い、清潔に保ちましょう。
  • フェムゾーンを洗った後は、お顔同様しっかり保湿してあげましょう。
  • 骨盤底筋トレーニングをやってみましょう。
        

セルフケアは、1日も早く始めることをおすすめします。

フェムケアとは|更年期女性の正しいフェムゾーンのケアの方法 | エイジレス手帳 (anti-aging-japan.com)

毎日のデリケートゾーンケアに

骨盤底筋トレーニング

簡単な骨盤底筋トレーニングメソッドです。

・立っているとき

足を肩幅くらいに開く → 膣を引き締め5~10秒キープする → 緩める

これを10~20回くらい繰り返し行います。

・横になっているとき

床に仰向けになる → 膝を曲げて足の裏を床に着ける → 膝の間は肩幅ぐらいに開く → 腰とおしりを浮かせ膣と肛門をキュッとしめる → 5~10秒キープ → 元に戻す

1日に数回行うと良いでしょう。

セルフケアをすることで、悩みが軽減されることもあります。
セルフケアをすることは予防にもなりますし、毎日ケアすることで、自身で症状に気づくこともあります。

フェムゾーンの悩み閉じ込めないで。

デリケートゾーンとよばれ、悩みを我慢し隠してきた時代はおしまいです。
海外のように、日本はもっとフェムゾーンについて、オープンにしなければなりません。

フェムゾーンは、一人一人がもっとちゃんと向き合うべき、大切なカラダの一部です。
まずは、セルフケアから始めてみましょう。

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