ワインに美容効果はある?ワインを飲むメリットとは

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みなさん、ワインはお好きですか?「ワインは美容にいいから飲んでいる」という方もいらっしゃいますね。しかし、実際のところは「お酒なのに美容に良いのか?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃいます。そこで今回はワインのメリットやデメリットについてご紹介していきます。

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まずはワインを知ろう

ワインは、ブドウの果実を発酵させて造る醸造酒です。(醸造酒とは、糖分やデンプンを原料に酵母で発酵させて造られるお酒です。)

ワインは日本酒やビールなどの醸造酒と比べると、単純な工程で作られています。
とくにワインの原料であるブドウには、アルコール発酵に必要なブドウ糖や水分、酵母が豊富に含まれているため、発酵は容易に行われます。
このように、原料であるブドウの質が直接的にワインに関係してくることがわかりますね。

ワインの種類

一般的に知られているワインは赤ワインと白ワインですが、それに限らず多様な種類が存在します。

赤ワインは、果皮と種子に含まれる赤い色素アントシアニンをブドウの果汁と共に発酵させることで、ワインは赤く濃い色を帯びます。さらに、種子に含まれるタンニンが渋みをもたらし、味に深みを加えます。

白ワインは、主に白ブドウを使用して造られる、透明感のある色合いが美しいワインです。白ワインは果皮や種子を使わず、果汁だけを発酵させて造るため、渋みは少ないです。

その他にも…
ピンク色のロゼワインや発泡性のあるスパークリングワイン
アルコール度数の多い酒精強化ワイン
有機栽培のブドウから造られるビオワイン(ナチュラルワイン)
貴腐菌をつけたブドウから造られる貴腐ワイン
凍ったブドウを収穫して造られたアイスワイン
白ブドウの果皮と種子も一緒に発酵させて造られるオレンジワイン

ワインにも、多くの種類があるのです。どのワインも魅力的ですね。

ワインに美容効果はある?

巷でワインが「美容に良い!」といわれている理由のひとつは、赤ワインに含まれる成分のポリフェノールが抗酸化作用に期待できるため、美容面でも注目されているのだと思います。

ポリフェノールとは?

ポリフェノールとは、植物が持つ成分です。苦味や渋味や色素を担っています。ポリフェノールには抗酸化作用があり、赤ワインやコーヒー、お茶などに含まれています。
その中でも赤ワインには、ブドウの果皮や種子に含まれるポリフェノールが豊富です。そのため、ブドウ全体を潰して発酵させることで、赤ワインはポリフェノールを多く含むようになります。
赤ワインに含まれるポリフェノールは、体に容易に吸収される特性を持っています。

赤ワインの抗酸化作用は?

抗酸化作用とは、体に害を及ぼす活性酸素を除去する作用を指します。
ポリフェノールには非常に多くの種類がありますが、赤ワインに含まれる主なポリフェノールとしては、アントシアニン、タンニン、レスベラトールなどです。

  • アントシアニン 果皮由来の色素成分は、抗酸化作用、肝機能の保護、目の疲れや眼精疲労予防に良いとされています。
  • タンニン 種子由来の渋み成分は、抗酸化作用や殺菌作用、皮膚疾患の改善に期待できます。
  • レスベラトール 果皮由来の成分で、抗老化遺伝子と呼ばれているサーチュイン遺伝子を活性化。

美容の観点からの抗酸化作用は、肌や体のエイジングサインの原因である活性酸素の発生とその作用を抑制するものを指します。
体の錆びつき現象により、シミやシワ、たるみ、白髪などが起こることがあります。赤ワインの抗酸化作用で、このようなお悩みの予防に期待できそうです。

有効な摂取方法

ポリフェノールは一度に大量に摂るのではなく、少量ずつ頻繁に摂取することをお勧めします。これは水溶性の成分で、水に溶けやすい性質を持っているためです。
また、摂り過ぎて体内に余ったポリフェノールは、尿と共に体外に排出されてしまいますので、ワインも適量をいただきくようにしましょう。

1日あたりのポリフェノール摂取量に関する厳格な基準は存在せず、日本人の食事摂取基準にはポリフェノールの推奨量は記載されていません。過剰摂取は健康を損なう可能性があるため、注意が必要です。

ワインは適量を味わって

ワインに限らず、どのお酒も適量を味わうことがカラダにとっても大切です。

ワインの適量は?

適度な飲酒の重要性についての意識は高まっています。日本では、健康を守るためにも、1日の純アルコール摂取量は20gに抑えることが推奨されています。
これは、ワインだと1杯半程度。
度数14%のワイングラス2杯(250ml)の場合、14×250×0.8÷100=28g(アルコール)
他にも純アルコール摂取量20gは、ビールなら中瓶1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯に相当します。
毎日晩酌をする人にとって、健康を考慮するならば休肝日を設定しましょう。毎日アルコールを分解することは、肝臓に重い負担となります。週間スケジュールを立て、適量の摂取に加えて、可能であれば週に2日は休肝日を設けることが大切です。節度ある飲酒が、健康維持に役立つとされています。

出典:アルコール|厚生労働省

ワインに含まれる酸化防止剤

ほとんどのワインには、酸化防止剤として亜硫酸塩が使用されています。酸化や細菌汚染を防ぐ、ワイン醸造においては欠かせない存在です。
この亜硫酸塩が体に悪影響といわれることもあります。
実際ワインに添加される亜硫酸塩は、他の成分と結合して約半分が無害化されるため、人体への影響を及ぼす量は添加された量よりも減少します。
ワインを適量飲むのであれば、あまり問題はないとはおもいますが、ほとんどのワインには、酸化防止剤として亜硫酸塩が使用されています。酸化や細菌汚染を防ぐ、ワイン醸造においては欠かせない存在です。
この亜硫酸塩が体に悪影響といわれることもあります。
実際は、ワインに添加される亜硫酸塩は、他の成分と結合して約半分が無害化されるため、人体への影響を及ぼす量は添加された量よりも減少します。
健康な人がワインを適量飲むのであれば、問題はないとは思いますが、アレルギー疾患のある方や、重度の喘息患者は、低濃度の刺激でも発作を起こすことがありますので注意が必要です。

ワインを飲むときに…

空腹時にアルコールを摂取すると、胃や腸からの吸収が速くなり、血中アルコール濃度が急激に上昇します。これにより酔いやすくなり、二日酔いになるリスクも増加します。そのため、お酒を飲む前には何かを食べることが重要です。
また、お酒をいただくときは、こまめな水の摂取を心がけましょう。
お酒を飲んでいるときは水の摂取を忘れてしまいがちですが、アルコールには利尿作用があるので、水分が尿として排出されてしまいます。お酒を飲むと普段よりトイレが近くなることがありますよね。
脱水症状を防ぐためにも、お酒を飲んでいるときは水も一緒に摂取するよう心がけると良いでしょう。

一緒にいただくお料理のセレクト

お酒を飲むときのおつまみも、体のことを考えてセレクトするとよいでしょう。

タンパク質、ビタミンB1、食物繊維を、ワインのおつまみとして摂るのがおすすめです。

  • タンパク質はアミノ酸に分解され、アルコールの代謝を促進し、肝臓の機能を向上させるとされています。肉類や、大豆のメニューから摂り入れてみましょう。
  • アルコールの分解にはビタミンB1が大量に消費されます。不足しないようにお料理で補いましょう。ビタミンB1を含むナッツ、ほうれん草、生ハムなどはワインとの相性も良いでしょう。
  • 食物繊維は消化に時間がかかり、アルコールの吸収をゆっくりにします。野菜が豊富なサラダで、食物繊維を摂取するのも良いですね。

余ってしまったワインは…

開封後数日間は美味しく楽しめるワインも、時間が経つにつれて徐々に風味が落ちていきます。ワインを最後まで美味しく活用するには…

ホットワインに…
体がほっと温まるホットワインは、ワイン・砂糖orはちみつ・シナモンスティック等のスパイス・レモンスライスを鍋に入れて火にかけます。混ぜながら沸騰直前で火を止めましょう。(入れる材料はお好みでOKです)

お料理に…
余ったワインはビーフシチューやハンバーグのデミグラスソース、アサリの蒸し焼きなどのお料理に。

ワイン風呂に…
ワイン風呂とは、浴槽にワインを加えて入浴する方法で、通常は赤ワインが用いられます。クレオパトラも実践していた入浴法。風呂温度は36℃~38℃低めに設定。ワインを100ml〜300ml位入れてゆっくり浸かります。入浴後は浴槽がワインで着色しない様、すぐに洗い流しましょう。

美容とワイン

いかがでしたか?普段お酒はあまり飲まないという方でも、ワインはとても魅力的なお酒ですよね。
ワインがなぜ美容に良いと言われているのか…それはワインに含まれる「ポリフェノール」に注目されていたからなのですね。
ポリフェノールは赤ワインのブドウの果皮や種子に多く含まれています。美容を意識してワインをいただくのであれば、赤ワインをセレクトしてみてくださいね。

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