代謝を上げることの利点はよく聞かれますが、具体的にどのようなメリットがあるのかを知りたい方も多いでしょう。そこで、代謝を上げることのメリットと、代謝を高める方法について見ていきましょう。
基礎代謝とは
まずは、基礎代謝についてです。
人間は、呼吸や体温の維持、臓器の活動など、何もしない状態でもエネルギーを消費します。これは基礎代謝と呼ばれています。
年齢だけでなく、体格や運動習慣、体質によっても変わるため、これはあくまで一つの目安です。
代謝アップのメリット
基礎代謝が上がることで、どの様なメリットが得られるのでしょうか。
太りにくいカラダへ
基礎代謝が高ければ、消費されるエネルギーも多くなります。
消費されるエネルギーが多いと、摂取エネルギーをより効率的に使い切ることができます。
基礎代謝がアップすると、脂肪が燃焼されるので、体重コントロールに繋がります。
太りにくいカラダを手に入れたい方は、代謝アップを心がけてみましょう。
体温が1度アップすると
体温が1度アップすると、なんと基礎代謝は約12〜13%アップします。エネルギーを多く消費してくれるなら、積極的に体温アップしたいですね。
カラダのコリが緩和
プレ更年期、更年期女性にとって、カラダのコリは悩みのひとつですよね。
体温が上がると、カラダのコリが緩和されます。
そう、血流はコリの原因の一つであり、体温が上昇すると流れが良くなり、コリが緩和されます。
体力維持
病気にかかると発熱することがあります。これは体が病原体と戦うために体温を上げている証拠です。
通常、体温が36.5度以上であれば、免疫力が正常に働いていると言われています。
日本人の平均体温は、脇の下で測定すると約36.89℃で、やや高めです。また、体温が36.5℃から1℃低下すると、免疫力が約30%も落ちると言われています。
体温は健康と密接に関連しているのですね。
温活しましょう!
ここからは、温活で基礎代謝アップを目指すメソッドです。
ヒートショックプロテイン入浴法
ヒートショックプロテインは、人間の細胞内に存在するタンパク質の一種で、損傷した細胞の修復に関与しているとされています。
体温が上昇するとつくられ、代謝の活性化に期待されます。わかりやすい例では、レタスをお湯につけるとシャキッとみずみずしくなりますよね。あの感覚です。
お肌の修復にも期待が持てそうです。
入浴方法
40~42度の湯船に、10~20分浸かります。
この時、無理はしないこと。体調に合わせて入浴しましょう。
湯船につかりながら体温を測り、38℃(舌下で測る)になればヒートショックプロテインが増えます。
この後、お風呂から上がってからが重要です。15分ほど熱が逃げないように、温かいものを着て暖かい部屋で保温します。
※入浴前に水分補給をしっかり行ってから、湯船につかりましょう。
体の部位を温める
体を温めるべき部位を確認し、しっかりと温活を行いましょう。温活には多くのメリットがありますのでしっかりチェックして実践してみて下さい。
3箇所を温める
首もと 手首 足首 この3箇所を温めることで、体は効率的に温まります。
これらはすべて動脈が通る部位です。
冬のマフラーに手袋、靴下は、理に適っているんですね。
ツボを温める
ツボにカイロを貼り温めるのも温活のひとつ。
大椎
首の骨があたる部分、ちょうど襟の真ん中あたり
ここを温めれば、上半身もポカポカ。首コリや肩コリの方にもおすすめです。
気海
おへそより指2本下の場所が気海です。
下半身の冷え対策には、気海を温めてみましょう。腰痛や生理痛の緩和にも役立ちます。
仙骨
骨盤の真ん中にある骨の所です。
寒い時期はトイレが近くなることがありますね。そのような時には、仙骨を温めることをお試しください。就寝前に仙骨を温めると、夜間のトイレの回数が減り、より深い睡眠が得られるかもしれません。
体が温まる食材
体を温める食材を積極的に取り入れることが大切です。
乾燥生姜
乾燥生姜に含まれるショウガオールは体を温める効果が期待できます。これは生姜に含まれるジンゲロールが乾燥することで生成される成分です。ジンゲロールには発汗を促す作用があり、体を冷やす可能性があるため、乾燥生姜が推奨されます。
乾燥生姜には体内の奥深くで熱を作り出し、内側をぽかぽか温めてくれます。
是非、乾燥生姜をセレクトしてみてください。
乾燥生姜の作り方にはいくつかの方法がありますが、基本的な手順は以下の通りです。まず、生姜を洗い、薄くスライスします。次に、スライスした生姜をオーブンや天日でしっかりと乾燥させます。乾燥が完了したら、密閉容器に入れて保存します。これで、自家製の乾燥生姜が簡単に作れます。
温活を楽しもう
そのほかにも、筋トレで筋肉量をあげる、スクワット、ストレッチやヨガを取り入れるなど、体を使っった温活も、基礎代謝アップに繋がります。
ですが、やらないといけない…と思うと、途中で苦になってしまったりします。
温活は、楽しみながら生活に取り入れてみましょう。
例えば、入浴はハーブの入浴剤でリラックスしたり、筋トレグッズを取り入れてみたり、おしゃれな温かグッズを購入してみるのもいいでしょう。
温活は基礎代謝を高めるだけでなく、むくみや肌荒れ、腸の活性化にも繋がります。内側からの美しさを温活で引き出しましょう!
コメント