冬の季節は寒さのせいで、ノドが乾くまで水分補給を忘れてしまいがちです。
しかしこの寒い冬の時期は、じつはカラダの内側まで乾燥でカラカラかもしれません。
お肌もカサカサになる季節なのに、内側もカサカサなんて…なんとか対策したいですよね。
冬の乾燥と水分
体内の水分が不足すると、体の内側も乾燥し、多くの健康問題を引き起こすリスクが高まります。適切な水分補給は、これらの問題を防ぐために重要です。
実は、喉の渇きは体内の水分が不足してから起こるものです。冬は水分不足に気づきにくいため、意識して小まめに水分補給を行うことが大切です。
体内水分量をCHECK
体内の水分量は年齢に応じて変化します。
成人 約60%
老人 約50%
子供 約70%
成人の体は約60%が水分で構成されており、子どもでは約70%、老人では約50%となります。
筋肉量が多い人は水分を多く保持しており、逆に脂肪の割合が高い人は水分量が少なくなる傾向にあります。
成人の1日に必要な水分量は、以下の式で計算できます。
必要水分量(ml/日)=体重(kg)×年齢別必要水分量(ml/kg/日)
- 22歳~54歳:1日あたり35ml/kg
- 55歳~64歳:1日あたり30ml/kg
- 65歳以上:1日あたり25ml/kg
例)体重50kgの40歳女性
出典:投与エネルギー・ 水分量をどう決める?
50(kg)×35(ml)=1750(ml)
必要水分量は、食事に含まれる水分量 約600ml 前後の水分量も含む
水分補給のメリット
適度な水分補給を行うことで、体内の水分が確保されると、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。
- お肌のうるおい
- 排便コントロール
- 新陳代謝や免疫力UPに期待
- 体温調節
- 毒素排出に繋がる
- 血のめぐり良くする など
カラダに大切な事ばかりですね。
どんな悪影響が起こる?
では、体内の水分が不足すると、病気以外では、どのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
- むくみ
過剰な水分摂取による浮腫はよく知られていますが、水分不足もまた浮腫の原因となり得ます。
水分が不足すると、腎臓は尿の量を減らして水分を保持しようとします。その結果、浮腫が生じることがあります。 - 排便トラブル
水分が不足すると、排便に問題が生じることがあります。便は70〜80%の水分量が理想的ですが、水分が不足すると便の水分量も減少し、硬くなって排出が困難になることもあります。 - 肌サイクル
水分不足により、古い角質が剥がれず、肌のターンオーバーが乱れます。これにより、古い細胞が正常に新しく生まれ変わらず、肌荒れの原因となるのです。
正しい水分補給
水分をただ摂るのではなく、カラダにいき渡るような、水分補給を心がけましょう。
ここからは、正しい水分補給の方法をご紹介していきます。
朝起きたら…
朝起きたら白湯をゆっくり飲むと、胃腸を温めながら活発にしてくれます。代謝や血のめぐりを良くすることに期待できますので、朝一番の白湯は水分補給におすすめ。冷たい水だと、体を冷やしてしまうので要注意です。
就寝前に…
睡眠中には思いがけず多くの汗をかき、体の水分が失われます。そのため、就寝前に約150~200ミリリットルの白湯を一杯飲むことで、脱水を防ぐことができます。
運動などで沢山汗をかいたら
沢山汗をかいたときは、スポーツドリンク(経口補水液)で水分補給を。スポーツドリンクには、塩分と糖分が両方含まれています。これは水分を効率よく体内に吸収するためです。
ただし、水分補給すべてをスポーツドリンクにしてしまうと、塩分や糖分を摂り過ぎてしまいますので、大量に汗をかいた時などのタイミングに飲むのがおすすめです。
温度や飲み方
水分の吸収は、ゆっくりと飲むことで向上します。
また、冷たい水よりも常温の水の方が体に吸収されやすいです。
飲むものに注意
コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインが含まれている飲み物は、体内の水分を排出する作用があるため、水分補給としてはNGです。
また、ジュースには多くの糖分が含まれているので、飲む量には気を付けてください。
食事からも…
水分補給は、飲料水から摂取するだけではありません。食事からの水分と、食べ物が代謝される過程で生まれる水分もあります。
ですから、バランスの良い食事を心掛け、食べ物からもしっかり水分を確保しましょう。
冬でも水分補給を
冬の寒さで一日中暖房の中で過ごしていると、内側も外側も水分不足でカラカラ状態かもしれません。
私も元々乾燥肌で、油断するとすぐに全身がカサカサになってしまいます。このことが内側でも起こっていると思うとゾッとしてしまいます。
冬場は特に正しい水分補給を心掛けて、潤いを逃さないようにしていきたいですね。
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