昔はダイエットしても結果が出ていたかもしれませんが、年齢を重ねると痩せにくくなることがあります。その原因は何でしょうか…
今回は、40代前後から痩せにくくなり、太りやすくなる理由とその対策をお話ししていきます。
プレ更年期から
40代前後からプレ更年期に突入。
この時期から、女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまいます。
エストロゲンが減少してしまう事で、食欲を抑制してくれるはずのレプチンの分泌が減り、食欲が増してしまう場合があると言われています。
個人差はありますが、要因の1つです。
エストロゲンのサポーター
豆乳はエストロゲンの働きをサポートするためにおすすめです。豆乳に含まれている大豆イソフラボンはエストロゲンに似た効果が期待され、適切な量を継続して摂取すると良いでしょう。
無調整豆乳がおすすめです。
コップ1杯(200ml)で、約50mgの大豆イソフラボンを摂取できます。
大豆イソフラボンの1日の摂取量は70〜75mg
急激なダイエットがエストロゲンの減少を招くこともあるため、無理なダイエットは避け、運動を取り入れた健康的な方法で行ういましょう。
基礎代謝
基礎代謝は若い頃に比べて低下します。
これは筋肉量が減少し体温の低下を招くことや、老化に伴うカロリー消費量の減少が理由です。
消費カロリーと摂取カロリーのバランスは取れていますか?
食事の質は下がっていませんか?
まずはあなたの摂取カロリーを確認してみましょう。
年齢別の一日の必要カロリー(身体活動レベルⅡ)座って過ごす時間が多いものの、軽い運動や散歩など、適度な運動習慣があるケースを想定
成人女性の摂取カロリー量の目安・基準カロリーが過剰な場合・不足している場合のリスクを解説 – 健康情報コラム (suntory-kenko.com)
- 18~29歳 2,000kcal
- 30~49歳 2,050kcal
- 50~64歳 1,950kcal
- 65~74歳 1,850kcal
- 75歳以上 1,650kcal
基礎代謝を高めるには体温を上げることが重要です。体温が1℃上昇すると、基礎代謝は約13%も向上します。
あなたの体温はいくつですか?
理想的な体温は、少し高めの36.5以上です。
体温を上げるには
- 体が温まる食材を選ぶ(生姜・にんにくなどの根菜類がおすすめ)
- 毎日湯船につかる
- ウォーキングなどの有酸素運動を継続して行う
- 質の良い睡眠をとる
- 白湯を飲んで内臓を温める
- 靴下や肌着で体を冷やさないようにする
わたしのおすすめは、はちみつ生姜
皮付きのしょうがを水洗いし、水気を取り除きます。皮付きのまま薄切りにます。
電子レンジで加熱します。
お皿にスライスした生姜を並べます→2分加熱→一度冷ます→ひっくり返し2分加熱
乾燥生姜の出来上がり。
乾燥させるには理由があります。
生の生姜の成分シンゲロールは体を冷やしてしまうため、温めてショウガオールに変身させるのです。
消毒済みのビン容器に入れます。
はちみつを生姜がつかるくらい入れ、常温で一晩寝かせて出来上がり。
簡単に作れますし、美味しくておすすめです。
腸内フローラ
加齢による老化と共に、腸内フローラも変化します。
腸内フローラとは、小腸と大腸に生息している数百種の細菌のこと。100兆個もの細菌がお花畑のように見えることから、腸内フローラとよばれています。
腸内環境が乱れると、身体に様々な影響を及ぼすと言われています。
腸内には、デブ菌(フィルミクティス)と、やせ菌(バクテロイデス)と呼ばれる細菌が存在していて、デブ菌が増えると脂肪を取り込んでしまうのです。
腸内フローラを整える
- まずはしっかり便を排出する
- 善玉菌のエサ水溶性食物繊維を摂る
- 高脂肪の偏った食事を避ける
- 本物の発酵食品を選んで摂る(食品添加物で作られた偽発酵食品は避けてください)
- ストレスを溜めない(腸は第2の脳と言われストレスの影響を受けやすいため)
プレ更年期からの対策
いかがでしたか?「最近、何をしても体重が戻らない…」「昔と同じ食生活なのに太ってきた…」という方は、年齢を重ね体質も変化してきていることを受け止め対策していきましょう。
わたしは、激しい運動は得意ではないですが、自分のペースでジョギングをしています。「無理をしない」「自分のペース」と決めているので、長く続いています。
みなさんもエイジレス手帳を参考に、ご自分のオリジナルの方法で、運動や食事などを取り入れていただければ幸いです。
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